【9割が知らない】オスグッドとは!?原因から早く治す方法、競技復帰の基準をプロが徹底解説!

オスグッド・シュラッター病のアイキャッチ ダイエット・運動

皆さんこんにちは。コーヒー豆です。

スポーツトレーナーの経験も活かし、今回の内容はオスグッド病について。

オスグッド・シュラッター病、成長期の子どもたちを悩ませる膝の痛み。

「単なる成長痛」と軽視されがちなこの症状は、実は将来に大きな影響を及ぼす可能性があります。サッカーやバスケットボールなど、激しい運動を楽しむ小学校高学年から中学生に多く見られるこの病気。なぜ起こるのか、どう対処すべきか、そして予防法は・・・?

こんなことを思ったご経験ありませんか?↓

・子どもが痛いと言うけど成長痛かな?

・成長痛と病院で言われたから痛いのはしょうがないの?

・オスグッド病と言われたがスポーツをしてもいいのかわからない

・骨が出っ張っているけど治るの?

・オスグッドのサポーターはした方が良いの?

成長期特有のこの膝の痛みについて、専門医の見解を交えながら詳しく解説します。痛くてスポーツが思い切りできていない、治療法や予防法がわからない、そんな方はお子さまの健やかな成長のために、ぜひ最後までお読みください。

オスグッド病とは

オスグッドは、正式名称をオスグッド・シュラッター病といい、成長期の子どもに多く見られる膝の痛みを伴うスポーツ障害です。

主に小学校高学年から中学生の年齢層で発症し、特に男子に多く見られます。この疾患は、膝のお皿の下にある脛骨(けいこつ)粗面という部分に痛みや腫れが生じます。

オスグッド病の外観・出っ張り

日本スポーツ整形外科学会(JSOA)
「スポーツ損傷シリーズ 1.オスグッド病」より引用 https://jsoa.or.jp/content/images/2023/05/s01.pdf

オスグッドの症状

  • 痛みの位置: 膝蓋骨(ひざのお皿)の下、すねの骨に痛みが生じる。

患部を押さえるとかなり痛いです。「運動時などは痛くないが、押さえると痛い」というのは初期症状であることが多いのでそのタイミングで治療をはじめることをおススメします

  • 痛みの特徴: ランニング、ひざまずく、ジャンプなどの動作で痛みが悪化する。踏み込み時や切り返し動作なども。

重症化すると、日常生活の中で歩いたり・階段の上り下りだけでも痛くなることがあります

  • 腫れや発赤: 膝の下あたりが腫れ、赤くなることがある。
  • 熱感: 痛みのある部分が熱をもつことがある

オスグッドになる原因・病態

結論:ハムストリングス(太もも裏の筋肉)と股関節の柔軟性の欠如が原因として非常に大きい

太ももの裏とお尻の筋肉をストレッチ等で柔らかくしておくことが症状改善・予防のポイント

こちらも原因となります↓

  1. 大腿四頭筋の使いすぎと柔軟性の低下
    大腿四頭筋は膝蓋骨を経由して脛骨粗面に付着しています。スポーツ活動でこの筋肉が繰り返し使われると、脛骨粗面に強い引っ張り力がかかり、痛みを引き起こします。
  2. 成長期の骨の成長と筋肉の不均衡
    成長期の子どもは骨が急速に成長しますが、筋肉や腱の成長が追いつかないことがあります。この不均衡が原因で、膝に負担がかかりやすくなります。
  3. スポーツ活動による過剰な負荷
    特にジャンプやダッシュが多いスポーツ(サッカー、バスケットボール、バレーボールなど)で、膝に繰り返し負荷がかかることが原因となります。
  4. 足首の硬さ
    足首の硬さも膝の痛みを引き起こす要因の一つです。足首と太もものストレッチングが重要です。

オスグッド病は成長が完了する頃には痛みが軽減することが多いですが、無理をすると成長後も痛みが残ることがあります。

オスグッド病の骨端軟骨の剥離↓

日本スポーツ整形外科学会(JSOA)
「スポーツ損傷シリーズ 1.オスグッド病」より引用 https://jsoa.or.jp/content/images/2023/05/s01.pdf

病態

大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)がお皿を介して繋がる脛骨の付着部の骨端軟骨の剥離。成長期は急激に骨が軟骨から成長する時期で、膝を伸ばす力の繰り返しによりこの成長軟骨部が剥離するために生じる。

↑要するに、

骨の柔らかい部分が筋肉に引っ張られ剥がれていくということ。

なので、オスグッド病の外観上の出っ張りは剥がれた軟骨です。剥げれた軟骨は自然と戻らず、大人になってもそのままなので、将来の見た目のことを踏まえても悪化させたくないですね。

ハムストリングスとの関連性

ハムストリングスが固いとオスグッド病になるリスクは高くなる

ハムストリングスの柔軟性が高いことはオスグッド病を予防につながる

※重要※↓

オスグッド病の直接的な要因は、太ももの前の筋肉である大腿四頭筋が固いことですが、その大腿四頭筋がより固くなってしまう原因に、ハムストリングスの固さが大きく影響します。

ここから先は少し詳しい話↓

  • ハムストリングスの柔軟性低下は骨盤後傾を引き起こし、これがオスグッド病の発症リスクを高める可能性がある。
  • 骨盤後傾姿勢は、脛骨粗面(膝のお皿の下にある骨が出っ張っている部分)に対して強い牽引力を与え、繰り返しの負担によってオスグッド病が発症すると考えられいる。

サッカーでロングキックをする際、腰が丸くなったフォームの人は骨盤後傾姿勢になっている可能性が高い。そういう人はロングキックの距離が伸びづらい。キックが上手は人は、キック時に腰が起きたフォームになっているはずです。

自分のお子さんのフォームはいかがですか?

ハムストリングスとオスグッド病の関連性は多くの論文にも出ていますので、ご紹介します↓

小学生サッカー選手におけるOsgood-Schlatter病発症の身体的要因に関する研究

塩田真史、加賀善教、玉置龍也、持田尚、鈴川仁人、関屋曻、赤池敦、清水邦明、青木治人

一部要約

本研究ではオスグッド発症者のハムストリングスの柔軟性が、非発症者と比べ有意に低くなっていることが示された。
ハムストリングスの柔軟性低下は骨盤後傾を生じ、動作中の骨盤前傾とそれに伴う重心の前方移動を妨げ、後方重心を引き起こす可能性がある。先行研究では、小学生は骨盤後傾位にあること、オスグッド患者では動作中に後方重心となり、大腿四頭筋の過活動となることが示されている。
小学性男児のSLRは一般児童で45°程度、定期的にサッカーをしている児童では70~75°と報告されており、本研究のオスグッド発症者の柔軟性は一般児童に近かった。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspfsm/65/1/65_205/_pdf/-char/ja

ハムストリングスの柔軟性をチェック

オスグッド病との関連性が強いハムストリングスの柔軟性のチェック方法をご紹介↓

・仰向けで寝て、ペアに片方の脚を上げてもらう。

80°以上脚が上がれば合格。

80°未満〜45°以上は要注意。

45°以下はオスグッド病へのリスクが非常に高い。

競技継続・復帰の基準

私が勧める競技継続・復帰の基準はこちら↓

①うつぶせでかかとをお尻につけても(大腿四頭筋のストレッチ)痛みがない

↓写真は立位での確認方法

②片脚スクワットで痛くない膝と同じくらい曲げても痛くない

一番下まで曲げなくてOK。90°までいけると文句なしOK。左右差がないことが大切。

早く治す・予防のストレッチ

大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)のストレッチが大切とよくいわれるが、太ももの前のストレッチをしてオスグッドの部位が痛い場合は逆効果になることもあるので要注意。

私は以下のストレッチを推奨します。

ジャックナイフストレッチ

①足首を逆手でつかんでしゃがむ(このとき少しかかとが浮いてもOK)

②太ももと胸をつけたまま膝を伸ばしていく(このときはかかとはかならずじめんにつける)

※太ももと胸をくっつけたまま、というのがポイント

③太ももの裏とふくらはぎが伸びたら10秒キープ ①〜③を6回繰り返す

※このストレッチは腰椎分離症の予防としても効果があるといわれています。腰痛の予防・改善にも効果的

※しゃがむ姿勢で患部が痛む場合は、椅子や低い台に足を乗せて前かがみになり、ハムストリングスを伸ばすストレッチでもOK

90°-90°ストレッチ

①伸ばす方の脚を前に、反対側の脚は横にして、両脚とも膝を90°曲げる(どちらの脚も90°曲げるので90°-90°ストレッチという)

②両肘を前方の床につき、前に出した側のおしりが伸びればOK

※効果的に伸ばすポイントは、腰を前に出した脚の方向にひねる。

ジャックナイフストレッチ
上からの図
ジャックナイフストレッチ
横からの図 左のお尻が伸びればOK

オスグッドサポーター

サポーターよりも、整形外科や接骨院(整骨院)などの医療機関でテーピングを巻いてもらう方を私はおすすめします。テーピングがかぶれやすい方などは試してみてもいいかと思います。

早く治す・予防のトレーニング

ヒップリフト

ヒップリフトは太ももの裏側にあるハムストリングスと大殿筋を鍛えるのに効果があります。

ハムストリングスを強化することで、膝にかかる負担を軽減することができ、オスグッド病の症状改善に直接的に寄与します。

また、大殿筋を強化することで、骨盤の安定性が向上し、結果として膝への負担が軽減されます。これはオスグッド病の予防と改善に間接的に貢献します。

さらに、ヒップリフトには以下のような効果もあります:

  1. 腰痛予防効果:骨盤の前傾を緩和し、腰への負担を軽減。
  2. 姿勢改善:体幹と臀部の筋肉が整うことで、全体的な姿勢が改善。
  3. スポーツパフォーマンスの向上:瞬発力や持久力が必要なスポーツでのパフォーマンスを向上。

①「おしりを上げる」のではなく、「かかとで地面を押す力でおしりを上げる」という意識で

②太ももの前や腰に効いている感じがしている場合は上手くできていないのでフォームを再確認

③おしりが上がった際、腰がそらないように。腰は少し丸くする(骨盤を後傾させる)イメージですると腹圧も入り効果的

まとめ

  • オスグッドの正式名称はオスグッド・シュラッター病といい、成長期の子どもに多く見られる膝の痛みを伴うスポーツ障害。オスグッドの膝の出っ張りは自然と戻らないので、将来に影響することもある。
  • 四頭筋(太ももの前の筋肉)がお皿を介して繋がる脛骨の付着部の骨端軟骨の剥離。成長期は急激に骨が軟骨から成長する時期で、膝を伸ばす力の繰り返しによりこの成長軟骨部が剥離するために生じる。
  • 「成長痛だから痛くてもしょうがない」というのは間違い。放置しておくと悪化して日常生活に支障が出るほど重症化することもある。
  • オスグッド病になる原因は様々だが、ハムストリングスの柔軟性低下の影響は大きい。
  • 膝がしっかり曲がる・片脚で痛みなくスクワットできないと競技復帰は厳しいことが多い。
  • ストレッチとトレーニングが早期改善・予防につながる。オスグッドは予防できる。

オスグッド病の原因から早く治す方法、競技復帰の基準の解説は以上です。

◯ご自分のお子様・チームメイトでオスグッドの痛みを繰り返している

◯今はオスグッドの痛みはなくなったがもう繰り返したくない

◯小学生高学年になりオスグッドを予防したい

という方におすすめの内容でした。

皆さま・皆さまのご家族が痛みなく楽しくスポーツができるお役に立てる内容になれば嬉しいです。

今後も美容・健康に関する情報を発信していきます。

それでは、今日も最高の1日に〜♪

【公式】スポーツ用品総合通販ならスーパースポーツゼビオ

コメント

タイトルとURLをコピーしました