「最近、眠りが浅い」
「疲れてもリカバリーできない」
「なんとなく気分が落ちる」
そんなお悩み、実は“姿勢の乱れ”が関係しているかもしれません。
私は柔道整復師として、学生から高齢者まで年間6,000名以上の施術を担当しています。
その中でも特に多いのが、30〜40代女性の巻き肩・反り腰など、日常姿勢の崩れ。
姿勢を整えることで、見た目が変わるだけでなく、肩こり・腰痛の解消、自律神経の安定、そして自己肯定感の向上までつながるケースを多く見てきました。
この記事では、
✅ 姿勢が自律神経にどんな影響を与えるのか
✅ 姿勢が整うと心と体が安定する理由
✅ 今日からできるセルフケア方法
をわかりやすく解説します。
あなたの「呼吸・睡眠・気分」が整いはじめるヒントを、ぜひ最後までチェックしてください。
姿勢と自律神経の関係とは?
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。
姿勢が崩れて猫背や巻き肩になると、胸郭が圧迫され、呼吸が浅くなることが多いです。
呼吸が浅くなると、体は「常に緊張している状態(交感神経優位)」になり、
リラックスを司る副交感神経の働きが弱まります。
「交感神経優位」とは、わかりやすく言うと「身体が緊張状態」ということです。
結果として、
- 寝ても疲れが抜けない
- 気分が落ち着かない
- 肩こり・首こりが取れない
といった“自律神経の乱れ”のサインが現れます。
姿勢が整うとストレス・睡眠・気分が安定する3つの理由
① 胸郭が開き、呼吸の質が高まる
姿勢を整えると、肋骨と横隔膜がスムーズに動き、深い呼吸ができるようになります。
呼吸が整うと副交感神経が優位になり、ストレス耐性が上がります。

② 神経伝達がスムーズになり、緊張が緩む
姿勢の歪みは神経や筋肉を圧迫します。
正しい姿勢を保つことで、神経の伝達がスムーズになり、体の緊張が自然に抜けるのです。
③ 脳への血流が改善し、気分・集中力が安定
姿勢の改善で頸部の血流が良くなると、脳へ酸素がしっかり届きます。
これにより、気分が安定し、集中力が高まることが研究でも明らかになっています。

自律神経を整える姿勢リセットセルフケア3選
● 胸開きストレッチ
壁の前に横向きに立ち、片方の肘から手のひらを壁に当てて胸を開くように10秒キープ。
丸まった肩をリセットし、胸郭を拡げる効果があります。
● 肘丸体操(肩甲骨リリース)
肘を曲げて小さな円を描くように、肩をぐるぐると回します。
1日2〜3セットで、肩甲骨まわりの血流を改善。
● キャットバック(背中の柔軟性UP)
四つ這いになり、背中を丸めて・反らせる動きをゆっくり5回。
背骨の可動性を取り戻し、自律神経の中枢(脊髄)を刺激します。
👉 詳しくは、こちらの記事で写真付きで紹介しています:
➡ 巻き肩を座ったまま簡単にリセットするセルフストレッチ3選
姿勢改善を習慣化するためのリカバリー習慣
1日数分のストレッチに加え、「回復する環境」づくりも大切です。
- 睡眠時にはリカバリーウェア(例:VENEX、BAKUNEなど)で副交感神経を優位に
- ガーミンのHRVステータス機能で「自律神経の整い具合」を数値化してチェック
👉 参考記事:
まとめ|姿勢が変われば、自律神経も“自然と整う”
姿勢を整えることは、単なる見た目の改善ではなく、
「呼吸」「睡眠」「感情」まで変える、最も身近な自律神経ケアです。
たった数分のストレッチや意識の積み重ねが、
「朝スッキリ起きられる」「イライラしない自分になる」ことにつながります。
次は、あなたの睡眠環境も見直してみましょう。
リカバリーウェアやガーミンを活用すれば、姿勢と自律神経の整いが“数字でわかる”ようになります。


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