「サッカーやバスケの練習で膝が痛む…これってオスグッド?」
成長期のサッカー・バスケットボール選手に多いオスグッド・シュラッター病は、練習量だけでなく、競技特有の動きや身体の柔軟性にも深く関係しています。
本記事では、柔道整復師×スポーツトレーナーの現場視点で、発症リスクの高い理由とセルフケア、テーピング・栄養・スパイク選びまで総合的に解説します。
サッカー・バスケ選手に多い理由:膝への負担と成長期の関係
- 発症率の高さ:サッカーでは12〜15歳の選手の膝障害の中で最も高く、全体の13.6%を占めるとの報告があります(PMC 2022)。バスケでもジャンプや方向転換が多く、高リスク。
※PubMed Central (PMC): 米国国立医学図書館 (NLM)が提供する、生物医学・生命科学分野の論文の全文が収められたオンラインデータベース。 - 成長期の骨・腱のアンバランス:骨の成長が筋肉や腱に追いつかず、膝下の骨に牽引ストレスがかかりやすくなります。特に中学1〜2年生で多発。
- 股関節・足首の柔軟性不足:ターンや横方向のステップでは柔軟性が足りないと膝に負荷が集中し、オスグッドが悪化しやすいです。
👉 股関節や足首を中心にしたストレッチは オスグッドのセルフケア|ストレッチ集 を参考に。
練習前に行うべきセルフケア
- ダイナミックストレッチ:大腿四頭筋・ハムストリングス・腸腰筋だけでなく、股関節・足首も動かす
👉️JFA:日本サッカー協会推奨のウォームアップ”11+”はこちら - 軽い筋トレ:スクワット・ランジ・サイドステップで膝・股関節周囲の安定性を高める
- テーピング・サポートバンド:膝下の負荷を分散し、ターン・ジャンプ動作をサポート 詳しくはこちら
練習後のセルフケア
- クールダウン&静的ストレッチ:膝・股関節・足首の柔軟性を保つ
- セルフマッサージ:大腿部・膝周囲の血流促進で回復をサポート
- 必要に応じてアイシング:うずきが強い場合のみ10分程度
”温めるか”それとも”冷やすのか”:基本”温める”
血流を促進し、筋肉の疲労回復や緊張緩和を促す方が回復が早いことが多い。
うずきなどの強い炎症症状がない限り、基本は温めることをおススメします。
スパイク選びもオスグッド予防に重要
膝を支える土台は「足元」。
車で例えると「タイヤ」で唯一地面と接する部位。そこが不安定だと膝や股関節はもちろん、身体全体の負担増加やゆがみに繋がり、オスグッドの発症・悪化の要因となりうる。
ボール練習の時はスパイクでも、ダッシュや走り込みの際はトレーニングシューズに履き替えることも、膝への負担軽減にはすごく重要です。
スパイク選びのポイント
- 足の長さ・横幅を確認:つま先に5mm〜1cmの余裕を持ち、横幅が広い場合はワイドモデルを選ぶ
- メーカーによるフィット差:アシックスはやや細め、ニューバランスは2E以上のワイドモデルあり
- 試着のタイミング:夕方に足が最も大きくなるため、この時間帯に試着するのがベスト
「長さ」だけでなく、「横幅」もあわせて選ぶことが大切。
”どちらかを優先”ではなく、”どちらも丁度良い”を選ぶ。
ここ最近は、偏平足(土踏まずが低い足)の子どもが増えているので、ワイドサイズの品ぞろえも良くなってきています。
長さ→横幅の順で合わせると分かりやすい。
おすすめワイドモデル:
アシックス DS LIGHT PRO WIDE、ミズノ モナルシーダNEO3 SW KL、ニューバランス 442 V2 PRO HG 2E
栄養で回復をサポート
- タンパク質・カルシウム・ビタミンC:骨・腱の修復に必須
- 食事に加え RAIZホエイプロテイン で不足分を補うのがおすすめ
👉栄養面の詳細はオスグッドの”栄養”ケア|成長期に必要なタンパク質とプロテイン活用法を参考に。
おすすめのサポートアイテム
| 商品名 | 特徴 | 用途 |
|---|---|---|
| ニトリート キネシオロジーテープ | 伸縮性が高く膝下の牽引を軽減 | 練習前の装着でサポート |
| ザムスト JKバンド | 膝下の圧迫で衝撃吸収 | ジャンプ・横ステップ競技に最適 |
| RAIZプロテイン | 植物性で胃腸に優しい | 栄養補給・回復サポート |
👉️【ニトリート】キネシオロジーテープ:※幅は「37.5mm」がおすすめ
👉️【ザムスト】JKバンド:左右兼用
👉️【RAIZ】ホエイプロテイン:子どもでも美味しく飲める
セルフチェックで再発防止
- 練習前後に膝・股関節・足首を触って熱感や腫れを確認
- 歩行や階段での違和感を記録し、練習負荷を調整
- 痛みが翌日まで残る場合は休養日を設定
👉自宅での簡単セルフケアはオスグッド病のセルフケア完全ガイド|ストレッチ・負荷管理・サポーター活用を参考に。
まとめ|「痛くない今」こそケアを続けよう
- 成長期は無理な練習で再発リスクが高まるので、練習量・休養・柔軟性のバランスが重要
- 練習前はダイナミックストレッチ・テーピングで膝を守る
- 練習後はクールダウン・セルフマッサージで回復をサポート
- スパイク選びも再発防止に直結。足の長さ・横幅に合ったモデルを選ぶ
- 内部リンク記事やサポートアイテムを活用して、総合的にオスグッド予防を行う
👉 RAIZプロテインで栄養サポート
👉 ザムスト JKバンドで膝を守る
👉 オスグッドのセルフケア|ストレッチ集


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