「せっかく痛みがなくなったのに、また膝がズキズキ…」
オスグッドは一度よくなっても、再発しやすいスポーツ障害のひとつです。
原因の多くは、「痛みがなくなった=治った」と思い、ケアをやめてしまうこと。
実際に多いのは、中学生で競技が試験休みに入り痛みが引いて、試験明けに競技を再開したら痛みがまた徐々に強くなってきた。さらに、”大会前だから練習を休みたくない”などの思いから痛みをこらえながら競技を続けてしまう。
そんな繰り返しになったりしていませんか?
整形外科勤務&スポーツ現場15年の柔道整復師の立場から、
再発を防ぐための5つの習慣を、科学的根拠と現場経験の両面から解説します。

オスグッドが再発しやすい3つの理由
① 成長期の骨・腱のアンバランス
骨の成長スピードに筋肉や腱の伸びが追いつかず、膝下に牽引ストレスがかかりやすくなる。
特に中学1〜2年頃に多発します。
硬い筋肉だと余計に牽引ストレスが強くなります。
② 柔軟性・筋力の低下
一度安静にしていた期間で筋力が落ち、復帰後に負担が増大。「復帰後こそストレッチ&筋トレ」が重要です。
③ ケアを途中でやめてしまう
痛みがなくなると、ストレッチ・エクササイズをやめてしまう。
再発防止には「痛みゼロ後のケア継続」が鍵です。
再発を防ぐ5つの習慣
① 練習後5分のストレッチを“ルーティン化”
ハムストリングス・臀部・腸腰筋を中心に。特にお風呂上がりに行うと効果的。
👉 オスグッドのセルフケア|痛みをやわらげるストレッチ集
② 成長期の栄養補給を意識する
骨・腱の修復にはタンパク質・ビタミンC・カルシウムが必須。「食事+プロテイン」で不足分を補う。
👉 オスグッドは“栄養”でも変わる!成長期のプロテイン活用法
③ 練習前後のウォームアップ・クールダウンを徹底
「冷えた筋肉」は硬く、負担がかかりやすい。
ダイナミックストレッチ → 練習 → 静的ストレッチの流れを習慣にしましょう。
👉️JFA:日本サッカー協会推奨のウォームアップ ”11+”
④ 週1回は“完全休養日”を作る
成長期は回復もトレーニングの一部。痛みが出る前に「膝を休ませる日」を決めることで再発率を下げられます。
⑤ 睡眠・姿勢・靴の見直しも大切
睡眠中に成長ホルモンが分泌される。クッション性が弱いシューズや姿勢の崩れも膝への負担になります。
👉️睡眠の質の上げ方|大人気スマートウォッチ”Garmin”を活用した睡眠管理法
現場で感じる“再発しやすいタイプ”とは?
成績優秀・練習熱心な子ほど我慢してしまう傾向があります。親御さんも「本人が痛くないと言うから」と見逃しやすいです。
👉 定期的に膝を触って「押さえた痛みがないか」「熱感がないか」を確認するのがおすすめです。
オスグッドの患部(骨の出っ張り部分)を押さえて、痛みがある場合は再発リスクが十分にあるので、油断せずセルフケアを続けることを勧めます。
再発防止のために取り入れたいアイテム
| 商品名 | 特徴 | 用途 |
|---|---|---|
| 【ニトリート】 キネシオロジーテープ | 伸縮性が高く、膝下の牽引を軽減 日本陸上競技連盟オフィシャルテープ | 練習時のサポート |
| 【ザムスト】JKバンド | 膝下の圧迫で衝撃吸収 | サッカー・バスケなどジャンプ競技に |
| 【RAIZプロテイン】 | 植物性タンパク質で胃腸に優しい | 栄養補給・回復サポート |
👉️【ニトリート】キネシオロジーテープ:※幅は「37.5mm」がおすすめ
👉️【ザムスト】JKバンド:左右兼用
👉️【RAIZ】ホエイプロテイン:子どもでも美味しく飲める
まとめ|「痛くない今」こそケアを続けよう
オスグッドの再発を防ぐポイントは、痛みがない時期の過ごし方にあります。
柔軟性・栄養・休養の3つを意識すれば、再発率はぐっと下がります。
「また痛くなったら…」ではなく、
「もう痛くならないために」ストレッチを続けましょう。
あなたの継続が、未来の“強い膝”をつくります。


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