「腹筋を毎日やっているのに、お腹がへこまない」
「体重は落ちたのに、ぽっこりお腹だけ残っている」
「くびれを作ろうとしているけど、全然変わらない」
そんな悩みがある方、もしかするとアプローチが間違っているかもしれません。
整骨院でもこういった相談をよくいただきます。
話を聞くと、ほとんどの方が「腹筋をひたすらやっている」という共通点があります。
でも実は、リブフレア(肋骨の開き)がある状態で腹筋をいくら鍛えても、お腹は引き締まりにくいんです。
問題は筋トレ不足ではなく、呼吸・腹圧・体の使い方にあります。
この記事では以下をお伝えします。
- 腹筋しても効かない本当の理由
- リブフレアを改善するための呼吸トレーニング
- 肋骨を締める外腹斜筋トレーニング(初心者〜応用)
- 胸郭を柔らかくするストレッチ
- 改善を加速させる道具と日常習慣
リブフレアとは何か・セルフチェック方法については先にこちらをご覧ください。
👉 リブフレアとは?肋骨が開く原因とセルフチェック【柔道整復師が解説】

腹筋しても効かない理由|リブフレアがある状態では筋トレが逆効果になることも
肋骨が開いていると腹筋が機能しない仕組み
肋骨が前に開いている状態では、腹筋群がうまく機能しません。
腹筋が正しく働くためには「肋骨と骨盤が適切な位置関係にあること」が前提です。
肋骨が開いて骨盤が前傾している状態では、腹筋が縮む方向とズレてしまい、
力を入れても内臓を押さえる力として使えません。
胸を張った腹筋は肋骨をさらに開かせる
特に胸を張ったまま行う腹筋運動は、肋骨が開いたままになります。
やればやるほどリブフレアが強化されてしまう可能性があります。
横隔膜が使えないと腹圧が入らない
呼吸が浅く胸式呼吸になっていると、横隔膜がうまく機能しません。
横隔膜は腹圧を高めるための「天井」の役割をしており、
これが動かないと体幹全体が安定せず肋骨が開いたままになります。
つまり、リブフレア改善で最初にやるべきことは腹筋ではなく「呼吸を整えること」です。
リブフレアの治し方|4つのステップ
STEP 1:呼吸トレーニング(1日2〜3分)
リブフレア改善の最初の一歩は「正しい呼吸」を覚えることです。
肋骨が閉じる感覚をつかむことがすべての土台になります。
やり方:
- 仰向けに寝て膝を立てる
- 両手を左右の肋骨に軽く当てる
- 鼻からゆっくり息を吸い、肋骨が横に広がるのを感じる
- 肋骨をおへその奥に向けて両手で軽く押しながら、口から7〜10秒かけてゆっくり息を吐く
- 吐き切ったとき肋骨が閉じてくる感覚を確認する
- 1セット5〜10呼吸を目安に行う
ポイント:
肩が上がらないようにする。息を吐くことに集中する。
「肋骨が閉じる感覚」がわかってきたら、STEP 2に進んでください。
STEP 2:外腹斜筋を使うトレーニング(肋骨を締める)
外腹斜筋は肋骨と骨盤をつなぐ脇腹の筋肉で、リブフレア改善のカギとなる筋肉です。
通常の腹筋(腹直筋)を鍛えても外腹斜筋には効かないため、専用のトレーニングが必要です。
【初心者向け】横向き腹筋
- 横向きに寝て、両膝と股関節を90度に曲げる
- 上の手を頭の後ろに添える
- 肘が反対側の膝に近づくように体を曲げる(横向きの腹筋運動のイメージ)
- 上側の横腹に効いていればOK
- 左右10回ずつを目安に行う
【応用】デッドバグ
- 仰向けで両手両足を上げ、股関節・膝を90度に曲げる
- 息をゆっくり吐きながら、片手と反対の足をゆっくり伸ばす
- 腰が床から浮かないように、お腹を軽く締めながら行う
- 元に戻して反対側も行う
- 左右10回ずつを目安に行う
ポイント:
肋骨が開かないように意識すること。腰が反ったらやり直し。
「肋骨を締める意識」で呼吸しながら行うことが重要です。
STEP 3:胸郭ストレッチ(硬くなった胸郭を柔らかくする)
胸郭が硬くなると呼吸が浅くなり、肋骨が開いた状態が固定されます。
ストレッチで胸郭の柔軟性を高めることがリブフレア改善を加速させます。
デコルテストレッチ:
- 壁に対して横向きに立ち、肩の高さで肘から手のひらまでを壁につける
- 半歩前に出て、体を壁と反対側にゆっくりひねる
- 胸の前側が伸びていればOK。そのまま1分キープ
- 左右両方行う
胸郭の柔軟性がなかなか改善しない方には、ストレッチポールを活用するのが効果的です。
背骨に沿って縦に乗るだけで、重力で胸郭が自然に開き硬くなった筋肉・関節がほぐれます。
デコルテストレッチと組み合わせることで改善のスピードが大幅に上がります。
硬さが強い方はハーフカット(半円)タイプから始めて、
慣れてきたら円柱タイプに移行するとより深く胸郭がほぐれます。
STEP 4:日常姿勢の見直し
トレーニングやストレッチの効果を定着させるには、日常の姿勢を変えることが不可欠です。
立ち方のポイント:
- 胸を張りすぎない(肋骨が開く原因になる)
- 肋骨を軽く下げる意識を持つ
- お腹をうっすら締める(力みすぎない)
座り方のポイント:
- 背もたれに頼りすぎず骨盤を立てる
- スマホを見るときに顔を前に出さない
- 長時間の同一姿勢を避け、定期的に立ち上がる
改善しない人に共通する3つのパターン
整骨院でリブフレアの改善が進まない方を見ていると、共通したパターンがあります。
① 腹筋ばかりやっている
通常の腹筋(クランチ・シットアップ)は胸を丸める動きで、
肋骨が開いたままだと逆に悪化することがあります。
まず呼吸トレーニングで肋骨が閉じる感覚をつかんでから腹筋を行いましょう。
② 呼吸を意識していない
トレーニング中に呼吸を止めていたり、胸式呼吸のまま行うと効果が半減します。
すべてのトレーニングで「肋骨が閉じる意識で息を吐く」ことを徹底してください。
③ 反り腰を放置している
リブフレアと反り腰は連動しています。反り腰を改善せずにリブフレアだけ治そうとすると再発しやすくなります。
👉 反り腰の治し方|今日からできる改善法【柔道整復師が解説】
睡眠環境でリブフレア改善を加速させる
日中のトレーニングだけでなく、睡眠中の環境を整えることで改善のスピードが変わります。
マットレスで腰のポジションを整える
反り腰の方が体に合わないマットレスで寝ると、腰が浮いた状態のまま一晩過ごすことになります。
日中のトレーニングで整えた姿勢が就寝中にリセットされてしまいます。
👉 NELLマットレスは腰痛・反り腰に効く?柔道整復師が正直レビュー
枕で呼吸と胸郭の動きを確保する
枕の高さが合っていないと首が前屈みになり、睡眠中も胸郭の動きが制限されます。
リブフレア改善中こそ首のカーブをしっかり支える枕を選ぶことが大切です。
👉 MOGU枕レビュー|首・肩こりに合う?柔道整復師が正直解説
よくある質問
Q. リブフレアはどのくらいで改善しますか?
個人差はありますが、呼吸トレーニングを毎日続けると2〜4週間で「肋骨が閉じる感覚」がわかるようになってきます。見た目の変化(くびれ・ぽっこりお腹の改善)には1〜3ヶ月程度が目安です。
日常姿勢の意識とセットで行うと改善が早まります。
Q. ストレッチポールはリブフレアに効きますか?
効果的です。ストレッチポールに縦乗りするだけで重力によって胸郭が自然に開き、硬くなった肋骨周りの筋肉・関節がほぐれます。デコルテストレッチや呼吸トレーニングと組み合わせることで改善スピードが上がります。
Q. 産後でもデッドバグやトレーニングはできますか?
腹直筋離開がある場合は強い腹筋運動は避けた方が安全です。まずは呼吸トレーニングから始めて、徐々に横向き腹筋などの軽いトレーニングに移行することをおすすめします。痛みがある場合は医師または専門家に相談してください。
Q. もっと本格的に体幹を鍛えたい場合はどうすればいいですか?
日常のセルフケアで基礎ができてきたら、オンラインピラティスでインストラクターの指導を受けながら体幹トレーニングを深めるのがおすすめです。SOELUは自宅でプロの指導を受けられるため、正しいフォームを習得しやすいです。
まとめ|リブフレア改善は「呼吸→体幹→姿勢」の順番で
リブフレアは腹筋を頑張るより先に「呼吸を整えること」が改善の近道です。
今日からできる4つのステップです。
- ① 呼吸トレーニングで肋骨が閉じる感覚をつかむ
- ② 外腹斜筋トレーニング(横向き腹筋・デッドバグ)で肋骨を締める
- ③ ストレッチポール・デコルテストレッチで胸郭を柔らかくする
- ④ マットレス・枕を見直して睡眠中の姿勢環境を整える
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